
2023/7/27
「組み立て」ポスターが出来ました
松本に本社を構える、藤原印刷さんにて印刷のA2ポスター
昭和30年の創業。松本に本社、東京に支店を構える藤原印刷株式会社(以下藤原印刷)。その歴史ある印刷所は3代目の藤原隆充(たかみち)さん、章次(あきつぐ)さん兄弟に引き継がれ、今や日本中のデザイナーやクリエイターがこぞって依頼する。
松本市新橋にある藤原印刷の工場
藤原印刷は元々タイプライターだった藤原輝(てる)さんが、1955年にタイピングを請け負う藤原タイプ社として創業し、輝さんの言葉である『心刷』をモットーに、現在ではどんな要望にも真摯に対応をしてくれると、気鋭のクリエイターたちと共に個性あふれる制作物を次々と産み出す印刷会社として注目を集めている。
また「個人が本をつくる」というマーケットもいち早く開拓し、他にも自社工場を丸一日解放するイベント「心刷祭」を開催するなど、印刷行為そのものを拡大するような企画を次々に打ち出している。
本機での印刷はあっという間
色味チェックの様子
松本発から、多くのクリエイターの制作を下支えし、更にエリアを拡大していく藤原印刷。
松本のものづくりを扱う「組み立て」WEBサイトのポスターを作るならば、藤原印刷さんに依頼するしかないと創刊当初から考えており、この度それが実現して、わくわくしながら印刷刷り出しに伺って参りました。
色の出具合を細かく見比べる
「組み立て」のロゴは名前にちなみ積み木をモチーフにしており、ポスターでもメインビジュアルとして使用しています。
シンプルな色面構成が多かった50年代のモダンデザインのような懐かしさと、それらを現代的に新たに再構成したような、特定の時代を感じさせずいつまでも貼れるようなポスターをイメージしました。
ちょうど民藝の世界のように、古さも守りながら現代解釈も混じって更新されていく世界観が、伝統も残りながら新しさも生まれている松本の街や、松本のものづくりに関する「組み立て」のポスターにマッチしていると感じたからです。
しっかりとインキが盛られた刷り出し
用紙はお土産などを包む際に使われる梱包用紙、クラフトペーパー グロスホワイト(片ツヤ晒クラフト)。ほんの少しだけ黄味がかった梱包用紙に、シルバーを含む特色4色を使用し、インキをたっぷり盛られた刷り出しを見たとき、これ以上足すものも引くものもない、懐かしさと現代を感じれる佇まいと風合いが表現されていました。
ポスターの仕上がりデザイン
400部限定のポスターは4つ折り加工され、ポスターチラシとして、松本と東京にて随時配布されます。配布の情報はSNSなどでもお知らせする予定です。街角で見かけましたらぜひお手にとってみてください。
- 藤原印刷株式会社
- 【本社】
- 〒390-0865 長野県松本市新橋7-21
- tel:0263-33-5092(代)
- 【東京支店】
- 〒101-0052 東京都千代田区神田小川町2-4-5 杉商ビル5F
- tel;.03-3291-0191(代)
藤原印刷 Webサイトはこちら