里山
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2024/04/26
COLUMN
蘇るあの夏の松本
2024年春号で松本のつくるひとにインタビュアーとして話を聞いたのは、松本市中山で手仕事の生活道具を紹介している「Gallery Sen」オーナー大久保修子(おおくぼしゅうこ)さん。つくり手に「突っ込んだ店」であることで、モノが生まれるまでのプロセスを共有し、道具と出会う喜びや長く愛着を持つ楽しみの場を創造している大久保さんは、2012年に京都から松本に移住をしてきた。その松本での思い出や感じたことを綴るエッセイ。
◉文=大久保修子 (Gallery sen) 挿画=中沢貴之
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2023/07/29
INTERVIEW
YANOBI
様式美を越えて
無意識のうちに
美しいと感じるものづくり『YANOBI』は、プロダクト・工藝デザイナーである井出八州(いでやしま )さんとグラフィックデザイナーである北原美菜子(きたはらみなこ )さんによるデザインユニット。長野県松本市の「マツモトアートセンター」で出会ったふたりは、夫婦であり、仕事のパートナーでもある。『YANOBI』のデザインで特長的なことは、奇を衒うことよりも現場の技術をより突出させ、魅力が伝わるような配慮がなされていること。シンプルさ、美しい余白が使い手の心を豊かにする。子どもが生まれたことをきっかけに、ふたりが東京を離れて地元に戻ったのは2017年のこと。安曇野から松本に移住した現在、どのような暮らしをおくり、仕事へ 向き合っているのだろうか。美しいものづくりをする『YANOBI』の秘密が隠された、夫妻の自宅事務所を訪ねた。
◉旅人インタビュー・文=佐々木 新 写真=砺波周平
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2023/03/08
INTERVIEW
大久保ハウス木工舎/Gallery sen
使う人の声に寄り添う夫のものづくり
作る人に伴走する妻の場づくり松本市中山には、縄文時代の遺跡も多く古えより人々の暮らしがあった地域がある。かつて千石と呼ばれたその場所で、大久保公太郎(おおくぼこうたろう)さん・修子(しゅうこ)さん夫妻は暮らしと仕事を営んでいる。木工作家の公太郎さんが作るのは、木の調理道具やカトラリー。クラフトショップを運営する修子さんが扱っているのは、器や調理道具、布などの生活の道具。ふたりの親しみやすくも凛とした佇まいは、静かな信州の里山の風景にとてもよく似合っているような気がした。
◉旅人インタビュー・文=川瀬佐千子 写真=木吉
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