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松本と、暮らしと、ものづくりと、ひと 松本と、暮らしと、ものづくりと、ひと

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Uターン

  • 犬飼glass鏡枠

    2023/07/29

    INTERVIEW

    YANOBI

    様式美を越えて
    無意識のうちに
    美しいと感じるものづくり

    『YANOBI』は、プロダクト・工藝デザイナーである井出八州(いでやしま )さんとグラフィックデザイナーである北原美菜子(きたはらみなこ )さんによるデザインユニット。長野県松本市の「マツモトアートセンター」で出会ったふたりは、夫婦であり、仕事のパートナーでもある。『YANOBI』のデザインで特長的なことは、奇を衒うことよりも現場の技術をより突出させ、魅力が伝わるような配慮がなされていること。シンプルさ、美しい余白が使い手の心を豊かにする。子どもが生まれたことをきっかけに、ふたりが東京を離れて地元に戻ったのは2017年のこと。安曇野から松本に移住した現在、どのような暮らしをおくり、仕事へ 向き合っているのだろうか。美しいものづくりをする『YANOBI』の秘密が隠された、夫妻の自宅事務所を訪ねた。

    ◉旅人インタビュー・文=佐々木 新 写真=砺波周平

  • 犬飼glass鏡枠

    2023/07/29

    INTERVIEW

    Otama

    場の関係を結び直し
    “私”を再構築する

     Otamaこと、太田真紀(おおたまき)さんはイラストレーションを軸とした物語を伝えるデザインや、ブランドの世界観づくり、ヴィジョンの視覚化などを得意とするクリエイター。松本で生まれ育ち、東京の武蔵野美術大学でデザインの基礎を学び、ロンドンのセントラル・セント・マーチンズを卒業。その後、デザイン・イノベーション・ファーム「Takram」にデザイナーとして参加した。東京で幅広いヴィジュアルデザインの仕事に携わってきた太田さんが独立すると同時に東京を離れて向かった先は松本だった。幼少期から成長した太田さんのまなざしには、故郷はいったいどのように映るのだろうか。

    ◉旅人インタビュー・文=佐々木 新 写真=木吉

  • 犬飼glass鏡枠

    2023/03/08

    INTERVIEW

    大久保ハウス木工舎/Gallery sen

    使う人の声に寄り添う夫のものづくり
    作る人に伴走する妻の場づくり

     松本市中山には、縄文時代の遺跡も多く古えより人々の暮らしがあった地域がある。かつて千石と呼ばれたその場所で、大久保公太郎(おおくぼこうたろう)さん・修子(しゅうこ)さん夫妻は暮らしと仕事を営んでいる。木工作家の公太郎さんが作るのは、木の調理道具やカトラリー。クラフトショップを運営する修子さんが扱っているのは、器や調理道具、布などの生活の道具。ふたりの親しみやすくも凛とした佇まいは、静かな信州の里山の風景にとてもよく似合っているような気がした。

    ◉旅人インタビュー・文=川瀬佐千子 写真=木吉